過去の自分を許す by エックハルト・トール
エックハルト・トールはドイツ生まれでカナダ在住のスピリチュアル・マスターです。
彼は29歳の時、長期間に渡り自殺を考えるほどの鬱に悩まされていました。
しかしその後「内なる変革」を通して人生を変えるような至福を経験しました。
彼は特定の宗教あるいは伝統的な教義に属さない現代のスピリチュアルな指導者で、著書やセミナーを通じて苦しみから脱する方法について語っています。
「今に在る」ことができなかった過去の自分を許す
ことについてエックハルト・トールが語っています。
※私が理解した視点からお伝えしています※
人は皆、自分の意識レベルを超えた行動を起こすことはできないし、何をやってもうまくいかないことはあるもの。絶対的な完璧さはありません。
エゴには特定の状況に同一化する傾向があって「私は間違っていた、もっと意識的になるべきだった」などと言うかもしれませんが、それは不可能なことです。
自分の意識レベルを超えて行動できる人はいないし、過去にしたことは自分の進化の個人的なレベルでの表現だったのだ、と気づくことで、自分を許すことができます。
目覚める前は夢の中にいるような状態です。そのような状態(目覚めていない状態)でやったことだと認識できれば自分の言動を許すのはそれほど難しいことではないはずです。私も20代の頃はそのような状態でした。目覚めていなかったのでエゴに振り回されつまづいていました。
もし謝罪できるなら謝罪することも一つの選択でしょう。謝罪できない場合でも、「何も許す必要はないのだ」と気づくことで自分を許すことができるでしょう。
自分を許し、他人も許すことが大切です。
なぜなら、あなたが他人に対して重い不満を抱くことは「目覚め」を抑止するほどの力を持つからです。
調和的な人間関係を保ちたいと願うのであれば、他人の無意識な面にフォーカスするのはやめましょう。相手の無意識な面は見逃すことが大切です。誰しも完璧ではありません。もし欠点を見つけても気にする必要はありません。
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他人を許すのって難しいですよね... 気が合わない人だと尚更です。
でも、それが原因で「目覚め」のチャンスを逃すのは惜しい気がします。
感情との同一化を解消して相手の無意識な面にフォーカスしないこと!
がんばってみようと思います。