すべては小さなことから始まる by エックハルト・トール
エックハルト・トールはドイツ生まれでカナダ在住のスピリチュアル・マスターです。
彼は29歳の時、長期間に渡り自殺を考えるほどの鬱に悩まされていました。
しかしその後「内なる変革」を通して人生を変えるような至福を経験しました。
彼は特定の宗教あるいは伝統的な教義に属さない現代のスピリチュアルな指導者で、著書やセミナーを通じて苦しみから脱する方法について語っています。
「人生のすべては小さなことから」
「人生のすべては小さなことから成り立っている」ことについてエックハルト・トールが語っています。
※私が理解した視点からお伝えしています※
どんなに大きな出来事も小さなことで構成されています。結婚式や長期休みなどが控えていると、そればかりに気を取られて「今」に在ることがおろそかになりがちです。
しかし、意識が未来の大きな出来事に関心が向かうと「今」と対立的あるいは否定的な関係を築いてしまいます。
大きな出来事が控えているとき、日々の小さな出来事には最小限の意識を向けるだけでしょう。しかし、人生の90％以上は小さな出来事で構成されていて、それらすべてに「内なる空間」という静謐さが内在しています。
「今」を目的達成の手段にするとは「未来」を優先することを意味します。
「今」と同調できていないことが機能不全の原因です。
多くの個人が「今」と同調できていないという機能不全に陥っていて、その機能不全という集合意識が機能不全の社会を生み出しています。
時間は存在せず、すべては「今」起こります。
もちろん、個人には限界がありますが、一人一人が真剣に「今」に意識を向けることで集合的に機能不全を解消することができます。
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すべては小さなことから成っている... わかっていてもつい忘れてしまいがちです。忙しくて気持ちに余裕がないときは完全に「目的達成」だけのために活動しています。こればかりは実践あるのみなのでしょう。継続するしかありません。
私はニサルガダッタ・ハマラジやラメッシ・バルセカールなどのアドヴァイタ系の本も読みます。すごく刺激的な内容でびっくりすることが多いです。
エックハルト・トールの話は刺激が少ないですが、日々の生活の中で実践できる内容が多いので個人的にとても気に入っています。
