嫉妬は愛の証し?
「恋愛」に夢と希望を持っている人は読まない方がいいかもしれません(笑)
今日ふと頭をよぎった言葉...それは「嫉妬」です。
「彼が嫉妬深くて困る」「彼女の束縛がきつくて辛い」などの悩みをよく聞きます。
嫉妬や束縛は不安から逃れたいという「エゴ」のサインだと思います。
人間は無意識に安定を求めています。
決まった時間に決まったことをする、決まった時間に働いて、決まった金額のお給料をもらって、決まった場所で生活して...など。
生活する上でほとんどの人は安定を求めているでしょう。
明日は何が起こるか分からない、収入が得られるかどうかも未確定、などの冒険的な人生を好む人もいるかもしれませんが少数派だと思います。
人間は何に対しても「安心」「安全」「安定」を求めるので恋愛に対しても無意識に同じ条件を求めるのだと思います。
「嫉妬」は愛ではなく「不安」や「恐れ」を排除したいエゴの叫び...
ある女性から相談を受けました。
彼女には2年ほど付き合っている彼がいます。
彼はお酒が大好きで会社の同僚や大学時代の友達とよく飲みに行くそうです。
彼女はそんな彼の行動に疑問を持っているとのこと...
「私のことが本当に好きなら飲みに行かずにデートの時間を増やしてほしい」
「飲み会で他の女性と知り合う可能性があるから心配」
これが彼女の意見です。
もちろん、言っていることは十分理解できます。
そして、彼はというと...
「嫉妬が激しい」「もっと信用してほしい」
これが彼の意見です。
一見すると、彼が飲みに行くのをやめることで問題解決!に見えますよね。
いえいえ!恐らくそれだけでは解決しないでしょう。
なぜなら彼女の心は常に不安でいっぱいだからです。
彼女が自分の中の「不安」に気づいて向き合わない限り彼への嫉妬は続くでしょう。
彼女が感じている「不安」は彼が原因なのではなく、彼女自身の現実の捉え方にあります。「不安」と向き合うことをしなければ、飲み会だけでなく友人と遊びにいくことにすら嫉妬するようになる...
終わりません...orz
嫉妬するのは「自己防衛」のためなのだ気づいて精神的に自立しない限り終わらないと思うのです。
「嫉妬」や「束縛」は愛ではない...私はそう思います。