スピリチュアルな英語 "This Will Answer So Many Of Your Questions" - beautiful story motivation
情報源を増やすために英語を勉強しています。
世界には日本語に翻訳されていない書籍や情報がたくさんありますよね!
私は特にスピリチュアルな情報にフォーカスしています。
最近はお気に入りの動画を見ながら勉強しています。
好きなことを組み合わせると英語の勉強が楽しくなります!
昔々あるところに小さいながらも繁栄している国を支配している王様がいました。
その王国は戦争する国々に囲まれていましたが影響を受けることはありませんでした。家来たちは王様の知恵と外交手腕のお蔭で平和な生活を送っていると考えていましたが、王様には信頼している年老いた助言者がいつもそばにいたのです。その助言者こそが本物の知恵を持ち真のリーダーだったのです。
その助言者は「人生でどんなことが起こっても、それは神様があなたのために良いことを望んでいるからです 」と言って、ときどき王様をイライラさせました。
ある日、召使の一人が王様の爪の手入れをしていました。その日は天候が悪く激しい雷が宮殿を揺らしました。召使は驚きのあまり椅子から飛出し、その拍子に王様の指先を一本切り落としてしまいました。怒りに駆られた王様は「地下牢へ連れていけ!」と叫び、看守が泣き叫ぶ召使を連れて行こうとすると、王様は年老いた助言者のいつもの厳粛な声を耳にしました「人生があなたにもたらすものは、神があなたにもっと良いものを望んでいるからです。」王様はうんざりして耐えきれなくなり助言者を召使と一緒に牢屋に放り込みました。
翌日、王様は怒りを鎮めるために馬に乗り一人で森の中を走っていました。ふと気づくと王様は怖い顔をした男たちに囲まれていました。男たちは王様を馬から引きずりおろしました。「俺を誰だと思っているのか!私は王様だ」と叫びましたが、男たちはカーリー神の崇拝者だったので社会的地位などまったく気にかけません。彼らはカーリー神への生贄を必要としていただけなのです。王様は必死に叫びました。男たちが生贄の準備のために王様の服を脱がせていると、ある男が王様の指先がないことに気づき、男たちは一斉に叫び出しました。五体満足でない生贄を捧げることは神への侮辱を意味するのです。男たちは王様を追い払い、王様は一命をとりとめることができました。
宮殿に到着すると当初の怒りはすっかり消えていました。そして、召使と助言者を解放するよう命じました。王様は助言者に言いました。「君はまたしても正しかった。しかし、一つだけ説明してくれ。君が地下牢で過ごすことがどうして良いことだといえるのだ?」助言者は答えました。「あなたが私を地下牢に放り込まなかったら、私は今日あなたと一緒にカーリー崇拝者に待ち伏せされていたことでしょう。そして、私の体は五体満足なのです。」
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prosperous 繁栄する、富裕な
waring 交戦、戦争
subjects 家来、臣下
attributed 〔~の〕おかげと考える
diplomatic abilities 外交手腕
vain 虚栄心の強い
impeccable 非の打ちどころのない
tempest 大嵐、暴風雨
jolted (急激に)揺すぶる、ショックを与える
solemn 真面目な、厳粛な
fed up うんざり
wrath 激怒、憤り
dungeon 地下牢
worshippers of Khali カーリー神の崇拝者(カーリーはインドの有名な神様)
sacrifice 犠牲
garment 衣類、衣服
all of the sudden 突然
imperfection 不完全
insult 侮辱、侮辱行為
terrorized 怯えている、ぞっとする
vanished (突然)消える、見えなくなる
ambush 待ち伏せ
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「塞翁が馬」ということわざがあります。
何が幸福で何が不幸かは直ぐに決まるものではないという意味です。
状況や環境によって幸不幸は変化しますよね。
絶対的な悲しみや、絶対的な幸福はないのかもしれません。
どんなに辛い出来事も「あの時経験しておいてよかった!」と思える日がくる場合もあります。
決めつけず大きな視野で捉えることが賢明かもしれません。