難しい相手との付き合い方 by エックハルト・トール
エックハルト・トールはドイツ生まれでカナダ在住のスピリチュアル・マスターです。
彼は29歳の時、長期間に渡り自殺を考えるほどの鬱に悩まされていました。
しかしその後「内なる変革」を通して人生を変えるような至福を経験しました。
彼は特定の宗教あるいは伝統的な教義に属さない現代のスピリチュアルな指導者で、著書やセミナーを通じて苦しみから脱する方法について語っています。
人間関係の悩みは尽きません。特に家族や距離が近い関係の人達との付き合いは順調なときは喜びや楽しみをもたらしますが、一旦こじれると元に戻すのに苦労します。
この動画でエックハルト・トールは難しい人間関係の対処方法について話しています。
2008年のときの動画なので若くてびっくりしました!
※私が解釈した視点からお伝えしています※
多くの過去を共有している人達との人間関係は困難を伴います。
多くの過去を共有している人間関係ほど古い行動パターンに引き込まれやすいです。
互いに相手に対する先入観や固定観念を持っているためです。
過去というフィルターを通さず相手と向き合いましょう。
「今に在る力」を使って相手と向き合うのです。
両親とでさえもそのように会うことができたなら非常に自由になれるでしょう。
世の中には比較的意識の高い家族の中で育った人もいますが、両親が無意識を顕在化させている家庭で育った人も多いことでしょう。
長年に渡って蓄積された不満や怒りは「私は理解されていない」「私はいつも批判されている」という感情をもたらします。
例えば、両親が過去のことに言及してきたら「内なる空間」にしっかり根を下ろして、「今に在る」ことにフォーカスしましょう。
感情的になって「反応」すると古いパターンに引き戻されてしまいます。
質問されて答える必要があるならばシンプルに事実だけを述べることが大切です。
もしあなたが「反応」しなければ相手も古いパターンから解放されます。
長年の蓄積されたパターンが崩壊するのです。
それから、相手に特定の言動を期待するのはやめましょう。
それは思考との同一化をもたらすからです。
--------------------------------------------------------------------------------------------------
ポイントは感情的にならないよう内なる空間を感じて「今に在ること」。
自分が古いパターンから解放されることで相手も同時に解放されるなんてすごい!
目から鱗です。
よく考えてみるとどちらか一方がゲームを止めたら相手も止めざるを得ないですよね。
無意識な「反応」を繰り返すことがカルマの原因なんですね。