悟りを開いた人の日常ってどんな感じ? by エックハルト・トール
エックハルト・トールはドイツ生まれでカナダ在住のスピリチュアル・マスターです。
彼は29歳の時、長期間に渡り自殺を考えるほどの鬱に悩まされていました。
しかしその後「内なる変革」を通して人生を変えるような至福を経験しました。
彼は特定の宗教あるいは伝統的な教義に属さない現代のスピリチュアルな指導者で、著書やセミナーを通じて苦しみから脱する方法について語っています。
ある男性がエックハルト・トールの日常生活について尋ねました。
彼はどんな風に毎日を過ごしているのでしょうか?
悟りを開いている人の日常生活... 気になります。
講演のために遠征しているとき以外はとても普通です。
「今に在る」ことが好きなのでそのための時間をとっています。
自然の中を散歩したりたまに本を読んだりします。
カフェでコーヒーを飲むことも好きです。
夜の時間が好きなので2:00くらいまで起きていることもあります。
それから5時間くらい寝ます。
いつもやらなければならないことがあるのでそれらを淡々と行います。
しかし、やるべきことをやらずに放置しておくと... それらは突然消えてなくなってしまいます。私は締め切りを守らないことで有名です(笑)
外出するときは野球帽をかぶっています。
本当はかぶりたくないのですが... プライバシーを保つために必要です。
カフェなどで誰にも気づかれることなく、部屋の中で起こっていることを観察することが好きです。
いろんな人から声をかけられ感謝の言葉をいただきます。
気づかれたくないというのが本音ですが、感謝されると嬉しいです。
私はもともと内向的な性格なので、人前に出て講演をすることさえとても不思議なことなのです。
しかし、それは宇宙が私にさせようとしていることであり、宇宙が私を通して行動していることだと確信しています。
80年代の終わりと90年代の初めにワークショップを開いていましたが出席者はほとんどいませんでした。出席者がゼロのときもありました。
しかし、プライバシーは確保できていました。
今は多くの方に話す機会をいただいているのでその分プライバシーが減りました。
二極性の世界では何かを得えると何かを失うことになります。
どのような状況にもそれぞれの課題があります。
スピリチュアルな教師の中には修行者の人たちに囲まれてアシュラムで生活している人もいますが、私はスーパーマーケットに行くなど普通の日常生活が好きです。
唯一、華やかなことと言えば、オプラ・ウィンフリーの自宅を訪ねるときくらいでしょうか... そのとき以外はとても普通です。
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聡明で慈愛に満ちた話し方をするエックハルト・トールは静かでささやかな毎日を送っているのですね。なんだかほっこりしました。
「教えを広めることは宇宙が自分に望んでいることだと確信している!」
力強い言葉ですよね(*^_^*)
誰もが「宇宙が自分に望んでいること」を理解すればこの世はあっという間に変化するでしょうね。
結局のところ私の悩みの根源はこの世界が自分に望んでいることを理解していないこと...
エゴに振り回されず「今に在る」ことで宇宙の望みを垣間見ることができるかもしれません。
「今に在る」ことがだけが自由をもたらす... 私はそう信じています。